どうしてもダメな場所

とあるショッピングセンター。
お安くて、そこに行けば、生活用品が全て揃うので、以前は良く買い物に行っていました。
 
数年前のある日、突然KATが泣き出しました。それまでも、買い物中はずっと、カートの上で両耳を手でふさいでいました。
何が苦痛だったのかは、はっきりとはわかりませんが、我慢の限界を超えたのだろうと思いました。
その時以来、KATを連れて、そこへは行っていませんでした。
 
今朝のチラシに、そこで欲しいものが載っていました。
ちょっとKATに相談してみてあれから何年も経っているので、行ってみることにしました。
駐車場に車を停めて歩き始めたのですが、外の扉の前で立ち止まり「入りません」
何とか歩き出したのですが、中の扉の前でまた立ち止まり「ここで待っています」
それはちょっと困るので、ちょうど着ていたパーカーのフードをかぶせて、耳をふさいで、2・3歩お店の中に入れてみました。
明らかに、KATが怖がっているのがわかりました。
「ダメですか?」と聞くと、「ダメです!」と言いました。
 
行く前から決めていたこと・・・やっぱりダメだとわかったら、すぐに帰ってこよう。
何も買わずに帰りました。
多分、店内放送の音響が苦痛なのではないか!?と思います。
無理矢理連れて行ったわけではないけれど、辛い思いをさせてしまいました。
 
単にわがままで嫌がっているわけじゃない。
本当に苦痛で、どうしてもダメなことがあるのだと、改めて感じました。
 
2007/3/24