感覚鈍麻

 縫合しなければいけない怪我を、数十年振りにしてしまい、利き手ではない左の親指とは言え、すっごい不便な思いをしています。包帯もせずに傷バンだけという、余り意識がいかない状態になったせいで、たま~に怪我していることを忘れて、物を持ったりしようものなら、傷に当たって激痛が走ります。
 そして改めて思ったこと・・・KATの痛みの感覚は絶対に変!それは数年前の出来事、ガラスの少年をご覧下さい。
 怪我をしたその日、縫合の時にした麻酔注射が切れてきたら、当然のように、痛みが出てきました。数日経っても、動かしすぎたり、物が当たったりすると痛いです。
 
 KATは、その痛みを感じていないのか?
 痛みがあっても気にするほどでもないのか?
 我慢強いタイプでは絶対にないと思います!
 自閉症の特徴としてよく言われるのは“感覚過敏”
 肌に触るものは綿100%じゃないとダメだったり、
雨があたっただけで痛みを感じたり、絶対音感があったり、聴こえ過ぎていたり、味覚も視覚も敏感すぎる為に、不都合が生じている場合が多い。
 でも、まだ感じていれば、不都合を訴えることもできるし、それを特殊能力に変えていくこともできるかもしれません。
 実はより問題なのは“感覚鈍麻”
 感じていないから本人からの訴えはまずない。周りが気付いた時には、すでに大変な状態になっている可能性がある。なのに、普段から問題になることはない。
 自分が怪我をして、同じ治療を受けてみて、やっぱりKATは痛みの感覚が鈍いとはっきりわかりました。それは多分、怪我とかだけじゃなく、内臓疾患の痛みも同様でしょう。
 だからどうしたら良いのか・・・はわかりませんが、とりあえず、ほとんど病気もせず、元気なKATに感謝です。
2008/12/20