障碍特性

自閉症って、どんな障碍?
と聞かれて、即答できる人って、多分いません。

それは、きっと、
目に見えない障碍で、とても表現しにくいから
なんだと思います。

私が、これまで学んだことを、私なりの、言葉にしているので、もしかしたら、間違った表現があるかもしれません。
そして、個人的な考えも多分に入っていますので、ご了承ください。


自閉症には、3つの障碍があると言われています。
逆に言えば、3つともに障碍が認められる人のみが、自閉症と診断されます。

①社会性の障碍
 人の気持ちや場の状況が読めず、人とうまく関わることが難しい。
②コミュニケーションの障碍
 言葉がうまく使えないか、使えてもいくらか不自然さがあって、人とスムーズにコミュニケーションすることが難しい。
③想像力の障碍
 特定の物事に強くこだわったり、常に同じパターンで行動することを好む。
 そうした、自分の普段の生活が乱されると、ひどく混乱してしまい、落ち着いていられなくなる。

これらは全て、表に出てくる障碍の特徴ですが、だったら、その原因はどこにあるのかと言うと、脳の機能障碍だと言うことです。

さて、だんだん話が難しくなってきました。

脳のどの部分の、どういう機能が、どんな風に働くから・・・
何て言う、難しい話に興味がある方は、ぜひ一度、専門ドクターの講演をお聴きください。

私なりに考えるのは、私たちとは、感じ方や考え方が違うのだと、思っています。

同じものを見たり、聞いたりしても、私たちとは伝達の仕方が違うから、違うように感じたり、考えたりしてしまう。
その為に、社会性やコミュニケーションや想像力に障碍が出てしまう。
(あくまでも、それが、生活上、不都合をきたす場合に限って障碍と言う。)

感覚的なことだけでも、
 雨があたっても痛いと感じる人もいる
 全ての音を同じレベルで聞き取ってしまう人もいる
 怪我をしても痛みを感じない人もいる
 一部分だけを虫眼鏡で見るように見えてしまう人もいる
具体例をあげれば、キリがない。。。

日常生活の中で、私たちが、無意識で自動的にやっている脳の動き
判別 発信 連携・・・
そう言ったものがうまく機能していないのが、自閉症なんだろうと理解しています。

2009/11/24