東京ディズニーランドⅣ

 本当は“東京ディズニーランドⅣ”ではなく“東京ディズニーシーⅠ”とするのが正解!?とにかく、慰安旅行の2日目は家族全員が初体験の東京ディズニーシーへ行きました。
 当然ながら、お姉ちゃん二人は別行動・・・開園時間に間に合うように、朝一番に朝食に行き、早々に出かけて行きました。残る3人はというと、KATはお姉ちゃん達が出かけてしまったので、もう早く行きたくて急かします。が、大人2人は前日からの暑さ=猛暑に疲れきっていて動けません。パンフを見ながら、「ディズニーシーではどこに行こうか?」とか話して、行きたい所に○をつけたりして、なんとかKATをごまかしながら待たせ、ゆっくり朝食に行き、ディズニーシーへ向かいました。
 ディズニーシーへ行った方にはわかると思いますが、パークゲートを通ると地球の噴水の広場があります。そこまでは機嫌良く、記念撮影なんかして、「早く行こう!早く中へ行こう!」とKATに引っぱられました。ところが、その広場からもう一つゲートを抜けて、アトラクションなどが広がるパーク内に入った途端・・・「もう帰ります」と言い出しました。「えっ?何?どうして??」私の方がパニックです。乗ろうと決めていたアトラクションにも「乗りません!」・・・ずっと「帰る」と言いながら日陰を求めて座り込むKATを何とか言い聞かせながら、パークを散策しながら2・3個のアトラクションに乗ったでしょうか?結局、お姉ちゃん達と待ち合わせた昼食が終わると、おみやげの買い物だけして、ホテルに戻ったのでした。
 どうして???いろいろ考えたのですが、思い当たるのは『色彩』しかありません。ディズニーランドは原色やパステルカラーが多く、見た目にもカラフルな明るい空間なのに比べて、ディズニーシーは茶色やグレーが多く、落ち着いた空間(大多数の人には)になっています。その見た目が、KATには暗い・恐いイメージで落ち着かない空間だったのではないかと思います。それを裏付ける一つの理由が、ディズニーランドでも“アドベンチャーランド”や“ウエスタンランド”には行かないということでした。
 それにしても「せっかく行ったのに、もったいない」と思いますが、実は私たちも連日の暑さと疲れで、ホテルでさっぱり汗を流し、お昼寝してゆっくり過ごし、ホテルの中を散策するのもなかなか楽しかったのでした。
 もう帰る時になって気付いた事・・・せっかくの家族旅行なのに、5人揃って写した写真が1枚もないのです。なんだかものすご~く我が家らしくて笑ってしまいました。そんな感じで、多分もうしばらく行かないだろうと思っていたディズニーランドでの思い出をいっぱい作って、最初で最後(?)の家族旅行は幕を閉じたのですが・・・KATの中にとても困ったスケジュールが出来上がっていたことなんて、誰も気付いていなかったのでした。