習字教室

カー君の書を観た方からよくされる質問。
「習字を習うきっかけは何だったんですか?」
書展とかでたくさんの作品を観た方からは、
「小さい頃から書くことが好きだったんですか?」

カー君が、書くことが好きだったのかどうかはわかりませんが、母は、書くことが嫌いにならないようにしよう!とは思っていました。
だから、嫌がっているのに書かせるとか、「もっときれいな字を書きなさい」とか、そういう指導は一切しませんでした。
ただ、そうすると、カー君の書く字はほぼ解読不明?
とにかく書くことに慣れて、少しずつでも読みやすい字を書けるようになれば良いなと、小2の夏休みの自由研究に1日一言日記を書かせました。

それが、市の作品展に出て、それを見た長女が習っていた先生から、「この子に習字を教えたい」と、お話をいただいたのです。
その頃まだ多動が強かったカー君に習字を習わせる?なんて無謀な!無理だとお断りしました。それでも「大丈夫」と言ってくださる先生に、カー君の様子を見てもらうのと、カー君がどう思うかを見るために体験に行き、それでも「お任せください」と言って下さる先生の教室に、週に1回、長女と一緒に通うことになりました。

あれから13年。長女はとっくにやめてしまいましたが、カー君はずっと通い続けています。まさか、書の個展を開けるようになるなんて、ほんの欠片も思っていませんでした。
もう一つよく聞かれるんですが、カー君は家では一切書きません!書道をするのは、金曜夜の習字教室だけです。
そして、毎週書いてくる沢山の書の中から、先生や母の目に留まったものが作品となって残ります。軸装や額装をするのには、かなりのお金がかかるので、母が工夫して作品に仕上げることもあります。
書を書くのはカー君の仕事ですが、作品に仕上げるのは母の仕事なのでした。