カー君は年長さんからスイミングスクールに通っています。
きっかけは、幼稚園のお隣の小学校のプールの授業が始まると、自分の背より高い幼稚園の柵を乗り越えて、プールに行ってしまうので、そんなに大きいプールで泳ぎたいなら、思いっきり泳いでおいで!ってことで、当時姉たちが習っていたスイミングスクールの3日間お試しコースと言うのに申し込みました。
もちろん、自閉症らしい障碍があることをお伝えした上で・・・
1日目…更衣室とプールの間にあるシャワールームで、ずーっと泣きっぱなしで1時間過ごしました。
こりゃダメだな(><)と思いながらも、本当に嫌なら連れて行くだけで中に入ろうとしないだろうし…と思って、ダメ元で連れて行った2日目。
嫌がらずに着替えてプールに入って行く。そして、一人のコーチが付きっきりで、他の子とは離れた所で水遊び。
これは何とかなるか?と思いつつ、最終日の3日目。
コーチとマンツーマンではあるものの、時々他の子の中にも入って行く。
あれから16年。途中で何度か行かなかった時期があるのですが、
今でも週1でスイミングスクールに通い続けています。
いくつもの競技会にも積極的にエントリーして、
全国障碍者スポーツ大会にも2回出場して、銀メダルを2個獲得しました。
カー君にとって水泳は生活に欠かせないものになっています。
今だから思います。
もし、泣きっぱなしだった1日目で諦めていたら、
今のカー君はいなかったな!
2014/11/10
