東京ディズニーランドⅠ

“東京ディズニーランド”はKATの一番好きな場所であり、一番行きたい所・・・まさしく“夢の世界”なのです。ちょっと長くなりそうなので、連載にします!

 最初に行ったのは3年生になったばかりの春休みです。お姉ちゃん達も一緒に(もちろん私も)私の母(おばあちゃん)に連れて行ってもらいました。
 その頃、まだ多動があり、目を離すと何処へ行くかわからない子だったので、母と二人で「つないでいるヒモを持っていこうか?」と真剣に悩んでいました。その辺の公園やプールとは比べ物にならない広さの場所で、万一迷子になったら、もう家には帰って来られないかも知れないと本気で心配しました(その辺の公園でもプールでも実際に迷子になっているKATですから)。でも、実際に行ってみると、さすがに本人も「ここで迷子になったらマズイ!」と思ったのか、自分からずっと私の手を握り、手が空いていない時は洋服を掴み、勝手に行動することは一切ありませんでした。
 KATが楽しめそうなアトラクション=母も楽しめるということで、お姉ちゃん達は別行動で自分達の行きたい所(絶叫マシーン専門?)へ行って、KATと私と母が一緒に行動していました。中に入った途端、ハイテンションになったのですが(パニックとは違います)、とりあえず園内を一周できるバスに乗って、どんな所なのか?何があるのか?説明しながら散策しました。それからは、KATが気に入ったアトラクション順番待ちが少なそうなアトラクションを中心に回りました。
 ディズニーランドと言えば、順番が付きものです。それもまた悩みの種です。5分・10分を待つことさえ難しい子が、30分や60分なんて順番に並んで待っていられるはずがありません(その頃、まだ療育手帳を持っていなくて、“ハンディキャップパスポート”があることも知らなかった)。その対策の為、“ゲームボーイ”を持っていって、これで少しは時間がつぶせるだろうと思っていました。でもやっぱり、10分以上は辛いです・・・母だけ残して、何度も列から離れました。そのうち、KATが列から離れるのは、ただ単に待っているのができないだけではないことに気付きました。今から乗ろうとしているものが何なのか?がとても気になって、確認したいようでした。だから、順番がアトラクションの動いているのが見える所に来てからは、一度も列から離れませんでした(ずっとアトラクションが見えている所はずっとOK!)。

 東京ディズニーランドへの往復には、夜間高速バスを使ったのですが、母はこちらの方を心配しました。「夜中に眠れなくて騒いだらどうしよう?」・・・実は私はなぜか大丈夫!だと思っていました。KATは乗り物が大好きなので、騒いだことは一度もありません。思った通り、確かに眠れなかったのですが(それでも私の膝を枕にして少し眠っていました)、騒いでうるさかったのは、一緒に乗っていた他の家の子どもたちでした・・・。